陰虚とは、生命活動の維持に必要なすべての水液、血および精が不足したことによって、陰が用を制約できずに熱証状が表れている状態です。
- □ 手足がほてりやすい
- □ 痩せ気味
- □ 頬だけが赤くなりやすい
- □ 寝汗をかく
- □ のどが渇く
- □ 肌が乾燥し易い
中国医学では、世界は物質によって構成された統一体であり、その存在そのものが陰陽という二つの対立・統一の結果と考えられており、この陰陽のバランスが動態的に取られていると考えています。
陽に属するものは、気・「活動的なもの」「上昇するもの」「温熱的なもの」「明るいもの」「機能的なもの」などです。
陰に属するものが、血・「落ち着いたていて静かなもの」「下降するもの」「寒冷なもの」「くらいもの」「物質的なもの」などです。
陰液である血液や体液・精を構成する成分が不足した状態で、身体を冷まし、潤すもととなる液体成分や栄養成分が不足した状態なので、身体全体が熱性になりやすくなります。
症状としては
「手足がほてり靴や靴下を脱ぎたがったり」「疲れると微熱がでたり」「めまいや動悸が頻繁に起こったり」「めまいや動悸」「疲れると微熱がでる」「夜間になる手足がほてる」「口やのどの乾燥感」「寝汗をかきやすい」
などの症状が出やすくなります。
このタイプはエネルギーの損失に気をつけ、陰を補い余分な熱の発生をおさえることが肝要です。