血液の滋潤・栄養作用が不足した状態をいいます。血虚は一般に言われる貧血よりも、広い意味の栄養不良ととらえられます。
- □ 疲れやすい
- □ 動悸
- □ 目のかすみ
- □ 目まい
- □ 痩せ気味
- □ 顔色、唇の色がよくない
中国医学での血は人体の各臓腑・組織・器官を濡養して(栄養を与えて)おり、人体にとって必要不可欠な栄養物質であります。
この血が虚してしまう事を血虚と言います。血と深くかかわっている臓は、心、脾、肝です。又このほか生成に関わってくるのが、腎肺です。
内は五臓六腑から、外は皮肉筋骨までに栄養分を供給し滋潤しています。精神活動もつかさどっています。
虚してくると、 「顔色が悪い」「皮膚にツヤがない」「肌が乾燥して化粧が乗らない」「抜け毛が目立ってきたり」「頭がふらつく」「目がかすんで乾燥する」「爪の色が割れたり悪い」「便が出づらくコロコ口している」などの症状が現れます。
あるいは、動悸・不安感・不眠・夢が多い・物忘れ・疲れ目・手足のしびれ・筋肉のケイレン・女性は生理不順などがあります。