山内

頭痛のツボとセルフケア

 

​身近にひそむ「頭痛」

 

 

こんにちは!このブログはお灸でセルフケアをはじめたい方に役立つツボや、予防に繋がるケア方法をご紹介していきます。

今回のテーマは、身近にひそむ「頭痛」です。

日本人の4人に1人は週に1回頭痛を感じています。

特に仕事をしている世代に多く、毎日「頭痛薬」を手放せない人も少なくありません。

日本人の8割以上の人は「痛みを我慢する」傾向にあるようです。「頭痛」はしっかりケアをすることで、日常生活の「質」を上げ、深刻な病気になることを防いでくれます。

 

頭痛の種類

 


 

「頭痛」といっても、頭痛タイプによって症状の現れ方に特徴があります。それぞれにあったケアが大切です。

 

①【片頭痛成人の8%の方が持っているとされます。

 

●症状:ズキンズキンと脈を打つような痛みがある。光をまぶしく感じたり、音が大きく聞こえたりする。

 

●改善:症状が出やすい食べ物(チョコレートや赤ワイン等)を知り、できるだけ避けましょう。ひどい時には、お薬を上手に使ったり、休むことが大切です。

 


②【群発性】原因は不明ですが、ある期間に集中して激しい痛みが起こります。

 

●症状:「目をえぐられるような」「キリでつくような」耐え難い痛みを繰り返す。

 

●改善:ストレスやアルコールによって引き起こされる場合があります。頭痛の起こる期間はアルコールを控えてください。

 


③【緊張型最も多く見られる頭痛です。

 

●症状:頭の周りを締め付けられるような痛みがある。首や肩のコリを一緒に感じることが多い

 

●改善:精神的なストレスや同じ姿勢を長時間していることがきっかけとなるため、体をこまめに動かしたり、ストレッチがおすすめです。

 


 

こんな頭痛には要注意!

頭痛の中には脳内出血や感染症、脳腫瘍といった危険な原因があるものもあります。

  • いつもと違う頭痛
  • 痛みが急に強くなる頭痛
  • けいれんや意識がもうろうとする頭痛

がある時はすぐに病院に受診してください。

 

頭痛のセルフケア

 

日本人に多い「緊張型」の頭痛は、まずコリをほぐすことが効果的です。

首をストレッチをしてコリを解消しましょう。

 

 

【首のストレッチ】

 

床であぐらをかいてすわり、左腕を背中に回して、右の脇腹へ伸ばします。

 

②右手を左の側頭部に当てます。背すじを伸ばして胸を張り、左肩を下げたまま、右耳を右肩に近づけるように、右手で頭を真横に倒しましょう。(この時、無理に引っ張ると筋肉を痛めてしまうので、心地よく感じる程度で)

 

③3~4回呼吸をします。左右を変えて同様に行います。

 

 

【猫のびのポーズ】 

 

肩甲骨や肩周りをほぐしてくれるポーズです。リラックス効果も◎

 

① 四つんばいの姿勢で準備します。

息を吸いながら、背中の筋肉を頭とお尻方向に伸ばします。

 

② 両手を前方へと伸ばしつつ、お尻を天井に突き上げて、息を吐きながら胸を床に近付けていきます。

 

③ 3呼吸したら、ゆっくりとお尻を「かかと」に近づけながら起き上がります。

 

ツボを刺激する

 

①天柱(てんちゅう)

頭痛やめまい、寝違えによく使われるツボ。目の疲れや自律神経の乱れにも効果的です。

 

 

 

【見つけ方】

首の後ろにある2本の太い筋肉の外側のくぼみ

 

【刺激のポイント】

両手の親指で「天柱」のツボを押しながら、軽く首を後ろに倒して刺激しましょう。

 


 

 

合谷(ごうこく)

顔周りの症状(頭痛や口内炎、目の疲れ、吹き出物等)や首や肩のコリも解消する”万能ツボ”。

筋肉の痛みや緊張に効果的です。ぎっくり腰など炎症がおこっているときは、遠くでアプローチ

 

 

【見つけ方】親指と人差し指の骨が交わるところ

 

【刺激のポイント】

少し人差し指のほうに押し上げるように刺激をしましょう。

お灸をしたり、ペンで刺激をすることもおすすめです!

 

腰痛に効果的なツボとお灸を上手に取り入れて急なギックリ腰にも怯えない、カラダに整えて行きましょう!

 

山内