白井田七。甕の秋仕込み体験に行ってきました。
こんにちは、和漢の森コンシェルジュの近本です。
先日、弊社で人気の白井田七シリーズ【白井田七。甕(かめ)】の
黒酢を醸造している「重久酢醸造場」がある、鹿児島県霧島市へ秋仕込みの見学に行ってきました。
~重久酢醸造場~
「重久酢醸造場」は弊社がある福岡から車で約4時間のところに、重久酢醸造所はあります。
錦江湾が見える高台に重久酢醸造場があり、伝統製法である「壺」でお酢を発酵しており、
天皇陛下の献上品として選ばれるほどの、品質と栄養価が高いお酢の会社です。
~白井田七。甕の秋仕込み~
今回は「白井田七。甕(しらいでんしち。かめ)」の秋仕込み体験に数人のスタッフと
体験のために訪問しました。
黒酢の仕込みは年に2回で、春・秋に仕込み、1年ほどの熟成期間を経て商品化をしています。
一般的に黒酢は「蒸した玄米」「米麹」「水」の3つを発酵させることでできまずが、
「白井田七。甕」はさらに「白井田七(しらいでんしち)」の粉末を加えています。
甕壺の中で、温暖な気候と微生物の働きで
糖化 → アルコール発酵 → 酢酸発酵 を経て黒酢が完成します。
黒酢は発酵が大事になるため、年に2回の仕込みの2週間前からは「納豆」をはじめとした
発酵食品を食べることは控える必要があります。
納豆菌などの他の発酵菌が仕込み時に混じってしまうと、
黒酢の味や香りが変わってしまうことや、過剰に発酵が進んでしまう可能性があるそうです。
訪問前にそのお話しを伺っていたので、発酵食品を2週間前から控え伺いました。
年に2回かもしれませんが、醸造時の職人の皆さんの「黒酢造り」に対する気持ちに
少しふれることができ、勉強になりました。
~重久酢醸造場のお酢~
白井田七。甕の仕込みを終え、重久酢醸造場で熟成発酵されている
他の黒酢を試飲させていただきました。
ブルーベリー
レモン
イチゴ
かつおぶし
の4つを試飲しました。
フルーツのお酢は普段から飲んでいたのですが、
味の濃さと美味しさに感動をしました。
通常のフルーツを使った黒酢などは、黒酢に果汁を加え製品化するのが基本ですが、
重久酢醸造場では「素材を丸ごと」黒酢の過程から発酵させています。
その過程があることで、味や香りを薄くすることなく旨味や香りが
しっかり感じされる黒酢を作ることができるそうです。
また、鹿児島県枕崎産の「カツオ」から作られたかつお節を使用した
「かつお節黒酢」も美味しく、地産地消の取り組みをはじめ
黒酢の可能性を開拓している重久さんの考えに触れることができました。
~仕込み体験を通して~
「安心・安全なもの」をより多くの人に、その想いと熱意で
常にお客さまのことを考え、取り組んでいる重久さんのお話しを伺えてよかったです。
お酢の効果なども大切ですが、この見学で生産過程を知ることで
安全性や安心し日々、摂取できることの大切さを実感でしました。
病気を防ぐ【未病】に意識が高まっている中、日々の体を作るのは
摂取するもので決まるのではと感じています。
健康で過ごすために、心から安心し摂取できるものを一つでも多く
お届けしていきたいと改めて思わせていただきました。
そんな重久さんと白井さんの想いのこもった【白井田七。甕】
一度お手にとっていただけると幸いです♪
和漢の森 近本