気は、人体の成長、発育、各臓腑・経絡の生理活動、血の循環、体液の輸布などを推動しています。又、温めたり、防御したり、体液が漏出するのを防いだり、気化のするなどという働きがあります。気虚とはこれらの作用が虚してしまうという事です。
- □ 疲れやすい
- □ 心身共に疲れやすい
- □ 汗をかきやすい
- □ 食が細い
- □ 元気がない
- □ 体温が低い
身体の気が不足してしまうと、元気も出なければ、臓腑の働きが悪くなり、また抵抗力も少なくなってきてしまいます。
どこの気が虚しているかによって、症状も違います。
「風邪をひきやすい」「疲労感が強く」「手足がだるくて動かすのもおっくう」「食欲がなく食べ物に味がない」「物静かであまりしゃべりたがらず言葉に力がない」「些細なことでも気になり行動が消極的」「汗をかきやすく動くと息切れ」などの症状が出やすくなります。
先天の気、後天の気これはどちらも腎に貯えられています。そして後天の気は、飲食物水穀の精微から生成されます。そこで最も生成にかかわってくるのが、脾胃(消化器)です。 症状を軽くするためには気を補い、疲れを残さない工夫が必要です。