薬膳レシピ

気虚体質

気は、人体の成長、発育、各臓腑・経絡の生理活動、血の循環、体液の輸布などを推動しています。又、温めたり、防御したり、体液が漏出するのを防いだり、気化のするなどという働きがあります。気虚とはこれらの作用が虚してしまうという事です。気虚体質

主な症状

  • □ 疲れやすい
  • □ 心身共に疲れやすい
  • □ 汗をかきやすい
  • □ 食が細い
  • □ 元気がない
  • □ 体温が低い

解説

身体の気が不足してしまうと、元気も出なければ、臓腑の働きが悪くなり、また抵抗力も少なくなってきてしまいます。

どこの気が虚しているかによって、症状も違います。

「風邪をひきやすい」「疲労感が強く」「手足がだるくて動かすのもおっくう」「食欲がなく食べ物に味がない」「物静かであまりしゃべりたがらず言葉に力がない」「些細なことでも気になり行動が消極的」「汗をかきやすく動くと息切れ」などの症状が出やすくなります。

先天の気、後天の気これはどちらも腎に貯えられています。そして後天の気は、飲食物水穀の精微から生成されます。そこで最も生成にかかわってくるのが、脾胃(消化器)です。 症状を軽くするためには気を補い、疲れを残さない工夫が必要です。

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先生のご紹介

村岡 奈弥(むらおか なや)料理研究家、国際中医師。 村岡 奈弥先生の写真
経歴
  • ・辻クッキングスクール退職後、フランスへ留学。
  • ・帰国後、カルチャースクールなどの講師、食品会社アドバイザーを務め、またチョコレートショップ「コンデトライ・クサカリ」(八王子)にて、チョコレート作りの修行をする。
  • ・料理教室「エミーズ」にてチーフコーディネーターを9年間勤める。
  • ・フランスの三ツ星レストラン「ミッシェル・ブラス」にて修行。
  • ・両親、医学博士、漢方医という境遇の中で、1995年、国立北京中医薬大学日本分校 食養・養生学科に入学。
  • ・1998年卒業し、「中医薬膳師」の資格を取得。
    その後、「国際中医師」の資格も取得。
  • ・2007年9月より 加藤 奈弥 から 村岡 奈弥 に変更し、
    現在、日本中医食養学会常任理事、国立北京中医薬大学日本校講師を勤める。

また料理教室を主宰し、新聞・雑誌などへの料理掲載、講演会、テレビ主演など。食品会社の新製品、ホテル、レストランなどのメニューの開発なども手がける。

著書
  • 「家族をいたわるスープブック」
    (講談社)
  • 「アンデスのスーパーフード キヌアレシピ」
    (成美堂出版)
  • 「乳がんの人のための日常レシピ」
    (株式会社ブックエンド)

(以下 加藤 奈弥 として出版の本)

  • 「いつもの野菜で薬膳する」
    (講談社)
  • 「おもてなし上手のシンプル四季ごはん」
    (中央公論社)
  • 「さびない漢方ごはん」
    (NHK出版)
  • 「からだの中からきれいをつくるパワーレシピ」
    (講談社)
  • 「乳がんの人のためのレシピ」
    (法研)
  • 「フルーツいっぱいのお菓子」
    (成美堂)
  • 「野菜の力で体の調子を整える」、
    「美肌のための野菜料理」
    (千趣会)

など。

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