漢方アドバイザー山内

新茶摘み体験

 

 

毎年恒例の葉っピィ向島園にて新茶摘み体験に行った模様をレポートで

お届けを致します。

 

 

2018年5月20日(日)

葉っピィ向島園:静岡県藤枝市にて、

白井田七。茶の原料である緑茶を、新茶時に摘み原料に触れる体験をしています。

 

 

新茶を求めて葉っピイ向島園へ

「白井田七。茶」主原料である有機緑茶の栽培地、静岡県藤枝市にある葉っピイ向島園へ

スタッフとともに訪問しました。

富士山静岡空港から葉っピイ向島園は、約30分ほどの場所にあり山々に囲まれた

自然豊かな場所にあります。

 

葉っピイ向島園はお茶本来の生命力に特化した有機栽培をしている数少ないお茶農家です。

向島園は200年続く歴史の中で、現園主の向島和詞氏のお父様が有機栽培の大切さと

安心安全のお茶作りの想いのもと、試行錯誤の上、有機栽培を確立されたそうです。

 

「人と自然が共存する」ことを大切にしている、葉っピイ向島園に

毎年新茶の時期にスタッフ、商品を利用頂いているお客様とともに訪問し

新茶摘みを通して安心安全についてをいろんな視点で学んでいます。

 

新茶摘み体験イベントも葉っピイ向島園の協力もあって今年で5年目になり、

述べ100名を超えるお客様・スタッフが訪問をしています。

 

 
新茶とは?

お米のように、お茶にもその年の最初に生育した新芽を摘み採って作ったお茶のこと

「新茶」と言います。

一般的に新茶を飲むと、「無病息災でその1年が無事に過ごせる」と言い伝えられ、

新茶は葉が柔らかく、水分やミネラルを始め甘みと旨味成分であるテアニンを多く含んで

いて、甘みと自然な香りが楽しめます。

また、アミノ酸も多く含んでいるのと苦味成分となるタンニンの量がすくないのも特徴でも

あります。

 

ちなみにお茶農家さんによって異なりますが、年に4回お茶の収穫があるそうです

 

  一番茶(新茶) 二番茶 三番茶  四番茶(秋冬番茶)
時期

4月中旬

 〜5月中旬

6月上旬

  〜7月中旬

7月下旬

  〜8月上旬

9月下旬

  〜10月上旬

 

 

一番茶である新茶に比べると、二番茶・三番茶は栽培期間が短いためアミノ酸の含有量は少なく、

日照不足のため苦味成分のタンニンが多いです。

味は苦味がありますが、タンニンは肌を引き締める働きや、メラニン増殖を抑え、シミ・くすみ

予防としての美容面でも飲まれます。また、生活習慣病予防でも飲まれています。

 

また、四番茶である秋冬番茶はカテキン量が少なく、カフェインの含有量が少ないため

お茶が苦手な方はもちろん、お年寄りや子供も飲みやすいものです。

四番茶にはポリサッカライドと言われる多糖類が含まれていて、血糖値の上昇を

抑える働きが注目されています。

 

一番茶から四番茶は味や成分を楽しみながら、飲めることが魅力ですね。

 

新茶摘み体験へ

前置きが少し長くなりましたが、お客様と参加型のイベント「新茶摘み体験」に参加して

きました。

 

 

当日は約50人のお客様・スタッフが参加。

天気は少し曇りでしたが、参加されていたお子様の元気な声で茶摘み体験はスタート

しました。

 

実は今年の茶摘み体験は例年と異なり、お茶の葉を摘みながら、事前に渡された問題を

解いていくクイズ形式を取り入れています。

 

クイズを解いていくために、茶畑には、

このような看板が看板が5箇所、各問題のヒントが記載されています。

問題の中には向島園のお茶の樹の特徴や、「白井田七。茶」に関連するものでした。

 

参加されたお客様・スタッフでお茶の葉に触れながら、問題を解くことで、

お茶のことを理解でき楽しんでいらっしゃいました。

 

 

そのほか、新茶摘み体験ならではの・・・・・

生茶ウォーターを作りました。

 

作り方は

お水のペットボトルに摘んだお茶の葉を入れ、太陽の光にかざして完成!

簡単だけど、新茶ならではの贅沢な飲み方で、お茶の葉の甘みと爽やかな香りを楽しめます。

また、農薬を使用していない分、安心安全に飲めるのも醍醐味でもあります。

 

 

お茶摘みの中で、懐かしいミノムシを発見!

思わず写真を撮りました。

茶畑に除草剤や殺虫剤を使用していないため、人の手がかかり大変な分、

人の脅威におかされていない自然の姿を垣間見ると何だか心が穏やかになりました。

自然との調和は奥が深いですね。

 

 

紅茶作りワークショップ

茶畑でたくさんのお茶の葉を摘み終えたところで、摘んだ茶葉を使って紅茶作りの

ワークショップへ参加しました。

 

 

 

画用紙の上に摘んだ茶葉をおきます。

手でひたすら茶葉を揉み込み、お茶の繊維や茎を分けていきます。

 

 

 

手のひらに力をかけて、お茶の葉が細かくなるまで行います。

またお茶の余分な水分を飛ばしていきます。

 

 

青空のもと、お客様・スタッフも一緒に紅茶作りに夢中です。

 

ちなみに紅茶の作り方は

 

 

私も時間が許す限りおこないましたが、

この状態で断念してしまいました。

 

通常紅茶作りは

1:収穫後、お茶の葉を日にあて水分を飛ばす

 

2:水分がまだ残るお茶の葉を揉んで、細胞を壊し酵素で発酵を促す

 

3:茎や繊維が別れてきたら、仕上げ発酵に

 

4:仕上げ発酵が完了したら、発酵を止めるため火を入れる

 

5:煎った茶葉を冷まして完成!

 

 

の流れです。そのため、私のお茶の葉は2の段階目のため、

この状態だとまだ紅茶ではないので、家に持ち帰ってフライパンで軽く火を入れることに。

 

お茶の葉は発酵段階で 緑茶 → 紅茶 → ウーロン茶となることは知っていましたが、

実際加工をしようとすると手間と時間がかかることの大変さを感じました。

 

今の時代だからこそ、この手間暇かけて作ることを体験できることは貴重ですね。

 

 

体験することで参加された皆さんは楽しさ、大変さ、嬉しさ、美味しさなどたくさんのことを

感じれたのではないかと思います。

 

 

最後に少し上から紅茶作りのワークショップの模様です。

 

一杯のお茶を通じて

 

お茶はいつの時代も、私たちの日常生活の中では欠かせない飲み物です。

カラダを健康にするのはもちろん、いつの時代もコミニュケーションの場で

お茶の存在はかかせませんでした。

 

今は緑茶を飲む機会も昔に比べて少なくなりましたが、

「一杯のお茶を囲んで」色んな方の笑顔と笑い声が絶えない日々を過ごすことの

大切さを感じた新茶摘み体験でした。

 

また、来年も体験レポートをお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

漢方アドバイザー山内