今長谷(鍼灸あん摩マッサージ指圧師)
いい姿勢がポジティブな毎日を作る
目次
印象のいい姿勢のために
世界で美しいといわれるパリジェンヌ。
彼女たちがどんなに歳をとっても美しいのは「姿勢」がきれいだからといわれています。お店の窓ガラスで姿勢を常にチェックすることを忘れず、毎日エレベーターのない建物の階段を颯爽と上がっていきます。
まずは今の姿勢をチェック
鏡に映った自分の姿を見て、【正しい姿勢】だと思いますか?
姿勢は第一印象を決める重要な要素です。パソコン作業やスマホにより現代人の姿勢は崩れがちに。
姿勢が悪いと見た目だけでなく、肩こりや首コリ、腰痛など様々なお悩みを引き起こしてしまいます。まずは鏡で今の姿勢をチェックしましょう。
【意識するポイント】
①首の位置
頭の重さは約5kg(スイカ1個分)
頭が背骨に乗っていれば負担なく支えることができますが、
猫背により首の筋肉に負担がかかり「ストレートネック」の原因にもなります。
②腰の傾き
間違った姿勢で最も現れる症状は腰痛です。
ヒールを履く女性に多い「反り腰」は腰への負担を大きくし、慢性的な腰痛を引き起こします。
もちろん革靴を履く男性も例外ではありません。
お腹にしっかり力を入れて体を上に引き上げるイメージで腰への負担を減らしましょう。
③肩の位置
姿勢のカッコよさを決める一番のポイントは肩のラインです。
内側に入ったいわゆる『なで肩』は自信がないような印象を与えてしまい、肩こりの原因に。
呼吸も浅くなってしまうため、ストレスにつながってしまいます。
肩のラインは耳の位置に合わせて、腕を地面に突き刺すようなイメージを心がけましょう。
足の意識
立ち姿勢を改善して、様々な不調を解決するために意識するポイントは『足』です。
最近は【浮指】が話題になり、5本指靴下や、足につけるバンドなど
『足』を意識する習慣が当たり前になってきています。
人間が2足歩行になってからすべての体重は足で支えられています。
基本的に日本人は下の2種類のタイプに分けられます。
タイプ1 つま先に体重のかかっている人は『反り腰』
ヒールなどでつま先に体重がかかってしまうと、腰の椎間板に上半身の体重がかかり、
腰の筋肉、骨にストレスがかかり腰に負担がかかってしまいます。
タイプ2 つま先が浮き、踵に体重がかかっている人は背中が曲がり『猫背』
踵に体重がかかると腰が引け、上半身が前のめりになってしまい猫背につながります。
理想は「親指、小指、踵の3点」にしっかり体重をかけて立つこと。
鏡をみて自分の体重の位置を確かめてみましょう
正しい姿勢習慣
肩のストレッチ
①壁に平行に立ち、壁(肩の高さ)に片方の手のひらをつけます。
②体を壁の反対方向に開いていきます。
肩甲骨周り、腕、胸周りが気持ちよく伸びていることを意識しましょう。
お尻のストレッチ
①足を伸ばして座ります。
②片方の足を反対の足のひざに重ねます。
③重ねたほうの膝を曲げて体に近づけていきます。
(無理はせず、曲がるところまでで止めてOK)
適度に体を動かす
どんなに良い姿勢でも、同じ姿勢を長時間続けてしまうと、血流が悪くなりコリにつながってしまいます。
スマホのタイマーなどを利用して、30分に1度は体を動かし血の巡りを改善してあげましょう。
今長谷(鍼灸あん摩マッサージ指圧師)