漢方アドバイザー山内
こんにちは、和漢の森 漢方アドバイザーの山内です。
5月新元号となりましたがいかがお過ごしですか?
皆さまに笑顔と健康な日々を送って頂けるように
「二十四節季」に沿って、皆さまの心にちょ美っと笑顔になれるような養生を
お伝えさせていただきます。
立夏~りっか~ 5/6~5/20頃
「立夏」から立秋の前日までが夏とされ、暦上では夏の始まりになります。
本格的な夏の到来はもう少し先で、朝夕は涼しくなり気温差が激しい時期です。
カエルも鳴き始め、草木が茂り、心も体も巡りや新陳代謝が活動的になります。
この時期からは、朝日が出る前に起床し、日を浴びながらウォーキングや
散歩をすることで、体内の老廃物が出やすくなります。
また新鮮な空気を取り入れると、気(生命エネルギー)が巡り、すっきりした気持ちで
1日を過ごすことができます。
時間がないときは、ヒノキ・松などのアロマを取り入れて、室内で森林浴すること
短時間でリフレッシュできます。
新玉ねぎ
今が旬の食材「新玉ねぎ」は気を補い、巡りを整えることで
血中脂質を抑制してくれます。
その他、動脈硬化予防・疲労回復・抗酸化作用もあるとされるため
日頃から食事に取り入れたい食材です。
料理としては、焼く・煮ることもいいのですが、おすすめは「蒸す」ことです。
蒸すことで玉ねぎの栄養素と甘みを感じられます。
また、蒸した玉ねぎを細かくきりドレッシングに加えると甘酸っぱさで
食欲が増します。
夏本番前のバテた体におすすめのですので、ぜひ手に取って本日の献立にして
みましょう。
菖蒲湯~しょうぶゆ~
端午の節句で知られている「菖蒲湯~しょうぶゆ~」は古くから厄災を払う目的で
菖蒲湯に入る習慣があります。
菖蒲には災いを避ける、魔除けの効力、浄化作用があることから、
「子供が無病息災で健康に育つ」ようにと願いを込められています。
そのため、子供が入ることが多いイメージですが、大人も入る習慣があります。
菖蒲湯は厄災を祓う他に、血行促進・リラックス効果・肩こり・腰痛予防に良いとされて
いますので、老若男女問わずゆっくり湯に浸かり心と体を休めていきましょう。
漢方アドバイザー山内