漢方アドバイザー
山内

​1.便秘の定義??

女性の会話の中で「便秘」のワードを聞くことがしばしばありますが、そもそも便秘の定義って何かな?と思われている方も多いのではないでしょうか?
1日1回便がすっきり出なかったら「便秘」と一般的に認識されていますが、
食事をして腸内で吸収され、便(糟粕)となって体外に排出されるまで2〜3日に1度の方もいます。
一般的に「数日排便がない。便が乾燥により出にくく、時間がかかる。残便感があり不快感」などが便秘と呼ばれています。
便秘になると「腹痛・膨張感・ガスが溜まる・頭痛・肩こり・肌荒れ・食欲不振・吐き気」などの症状を感じるため、日常の排便の習慣付けが大切になるのです。

2.便秘は5種類ある

便秘には「便が硬くなる」「腸の動きが鈍くなる」の大きく2種類に分けられます。
細かく分けると全部で5種類になります。

「便が硬くなる」のには

■熱で水分が蒸発する
体の水分が蒸発し乾燥するため、便が硬く量が多いことと臭いが強い。

■潤い不足
高齢者、虚弱体質、産後などで、体を潤す血・水分の消耗により不足して、便が乾いて
しまった状態。

「腸の動き動きが鈍くなる」のには

■腸を動かす力が不足
過労・産後に起こりやすく、いきんでも力不足で便が出ない。

■腸の動きがスムーズではない
ストレス・運動不足などで疏泄の働きが鈍り気が滞ることで腸の蠕動運動が正常にできなくなる。

■腸の冷え
お腹が冷え痛みを伴うことが多く、水様便・軟便が多い。
以上5種類の便秘があり。
便秘の症状に合わせた対処法を実践する必要があります。

3.便秘5種類の対処法・治法

便秘が5種類ありそれぞれに(治法)対処法が異なります。

■熱で水分が蒸発するタイプ
エネルギー(陽気)が過剰、怒りっぽい、暑がり、味の濃いものが好きな方に多く。
体の余分な熱を冷ます必要がります。

清熱作用がある、バナナ・アロエ・きゅうりなどを摂って、熱を冷まして腸を潤しましょう。
オススメの漢方は大黄甘草湯です。

■潤い不足タイプ
体を潤す血・水分の消耗により不足する血虚、皮膚の乾燥、多汗・寒がり・めまいの方に多く、腸を潤し、補血する必要があります。

補血作用がある人参・ほうれん草・小松菜・豚レバーなどを摂って、血補い体を潤していきましょう。
オススメの漢方は麻子仁丸です。

■腸を動かす力が不足タイプ
過労・産後に起こりやすく、いきんでも力不足で便が出ない、風邪を引きやすい方に多く
気を補い、排便に負荷をかけないようにする必要があります。

気を補う、山芋・牛肉・山椒などを摂って気を補いましょう。
オススメの漢方は六君子湯です。

■腸の動きがスムーズではない
過剰なストレス・運動不足・お腹のハリ・ガスがたまる方に多く、気滞ため、
気を巡らせる必要があります。

気を巡らせる、大根・紫蘇の実・かぶ・紫蘇油・杏仁・オリーブ油を摂って補いましょう。
オススメの漢方は大柴胡湯です。

■腸の冷え
お腹の冷え・痛み・顔色が白い・便の出ははじめは硬く後に軟便・水様便の症状がある方に多く、気の温昫作用が低下しているため、身体を温める必要があります。

身体を温め、気を補うシナモン・しょうが・くるみ・ねぎなどを摂っていきましょう。
オススメの漢方は小建中湯です。

同じ便秘でも症状が違うことで、治法もことなってきます。
自分にあった治法で便秘解消しましょう。

4.便秘オススメのツボ

ツボは全身365個以上あります、皮膚上の感覚するどい点で体表に伝える働きがあります。
ツボを刺激することで健康維持に役立つと言われています。
便秘の時にも刺激するツボが2つあるのでご紹介します。

■二間(手陽明大腸系)
人差し指の付け根、親指側で斜めにはしるコリコリしたところで。
大腸の経絡、動きを整え便秘を緩和します。。

■天枢(足陽明胃経)
へそから左右に指3本分のところにあり、
消化器系全般の動きを整え便秘緩和します。

ツボを刺激しながら自分の便秘の種類と治法を実践していくことが大事です。
日々の生活リズムを見直すきっかけにしていきましょう。

漢方アドバイザー
山内